1950年代に、フランス首相ギー・モレが、イギリス首相アンソニー・イーデンに対して英仏連合の提案を行っていたことが、これまで秘密文書であったイギリスの公文書によって明らかになったとのこと。この提案がイーデンに却下されると、彼はさらにフランスが英連邦に加入することまで提案したそうです。
このような提案がなされた背景にはエジプト・ナセル首相のスエズ運河国有化宣言や、彼がアルジェリアの分離運動をあおったこと、フランスの同盟国イスラエルとイギリスの同盟国ヨルダンの間で緊張が高まっていたこと、などフランスを脅かす不安が多くあったことがあるようです。
このような事実の発覚は多くの人を驚かせているようです。
[コメント]
他にコメントのしようがありません。驚きました。
ヨーロッパで地域統合が進んでいる背景には、主権の委譲に他の地域ほど抵抗が無い、ということがあるのでしょうか。それとも、これは特別な例に過ぎないのでしょうか。