2007年01月25日

Dutch imams 'leaving in droves'

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6279785.stm

 オランダムスリム連絡会のNasr Joemannが、オランダのイマーム(イスラーム指導者)たちは差別を受けていると感じ、フランスやスペインに移住し始めていると述べたという記事。
 オランダには現在約100万人(人口の6%)のムスリムが住んでおり、450あるオランダのモスクのうち、180には現在イマームがおらず、その地位を資格のない(そしてしばしば極端な思想を持つ)司祭が埋めてきているそうです。

[コメント]
 オランダには人口の六パーセントものムスリムがいるんですね。驚きました。
 さて、
"Tensions have risen in recent years, since the popularity of anti-immigration politician Pim Fortuyn and the murder of film-maker Theo Van Gogh by a Muslim extremist.(反移民政治家のPim Fortuynが人気をえたことと、映画監督のTheo Van Goghがムスリム過激派によって殺害されたこと以来の近年、緊張が高まっている)"
とありましたが、たしかオランダでは昨年キリスト教側からムスリム側への攻撃もあったはずなのですが、これがスルーされているのが気になりました。
 アンソニー・ギデンズの言葉を借りれば、異なるコミュニティ間の「対話」が生じにくいタイプのオランダの多文化主義では、ムスリム穏健派とオランダとの間では「関係解消」が進んでいるようです。一方、「関係解消」が有効でない(=他の場所に移っても阻害される可能性の高い)ムスリム過激派は、残りの唯一の選択肢、「暴力」に向かうのでしょう。このように考えると、オランダ型の多文化主義にはやはり問題があったのかもしれません。
 それにしても、オランダを出たイマームたちはフランスに向かうのですね。フランスがムスリムに寛容であるというイメージは、ライシテ(政教分離原則)が存在することなどの事実からもあまりないのですが、現在では状況が変わっているのでしょうか。


posted by 心太 at 23:55| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BBC News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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