外国から養子を求める夫婦にとって一般的な求め先であった中国が、外国人夫婦と中国人の子供の養子縁組について、従来までより厳しい新たな規則を作ったようだ、とのことです。(「ようだ」、というのは中国当局がまだ正式な発表を行っていないためです。)
この新しい規則によると、中国人の子供を養子に出来るのは、30〜50歳の夫婦で、離婚経験が二回以下の人たちだそうです。また、同姓の夫婦、うつ病の治療を受けている夫婦、BMI値が40を超える(肥満の)夫婦は養子を取る資格がないそうです。
養子を取ろうとする夫婦は多くの場合比較的高齢であることなどから、アメリカではこの新しい規則によって、中国からの養子を望む夫婦の4分の1がその資格を失うそうです。しかし、中国への養子の需要が増加しているにもかかわらず、経済成長などの背景から中国では養子を出す人が減っているという事情からも、中国養子縁組局はこれが正しい行動だと信じている、と発言しているようです。
[コメント]
中国側の考えはわかるのですが、基準が良くわかりません。資格を失う4分の1の人のためにも、30〜50歳だとかBMI値だとかの基準はどういった根拠によって出てきたのか、という説明が必要なのではないでしょうか。
養子縁組というのは今の夫婦にとって以前よりも身近な選択肢なのだろうな、ということも感じました。